2011年6月14日火曜日

"Quo Vadis? (あなたは、どこへ行くのか。)"

先週末は、東京から、数人の友人たちがベルリンを訪れていて。
そのうち2人がおなじ日にBerghain / panorama barでDJ
(日曜朝方、panorama barでのPI-GE氏 & 夕方、Berghain GardenでのSTEREOCiTI氏)
という、これまた濃いめのウィーク・エンド。


目下のところ、職業=ダンサー&ライター(あくまで自称。でも、けっこう本気。)の
わたしとしては、もちろん現場で踊ってました。


party現場の雰囲気とかは、、、
やっぱり、なんと言うか、わたしのスタイル的に。
文章では上手くお伝え出来ないので &(クラブのルールに則って)写真も一枚も撮っていないので、
パーティー・レポートは自粛して、信頼できる仲間に、おまかせします。


ただひとつ、わたしが自信を持って、言えるのは。


ベルリンで暮らしてみて、
あらためて、日本人であることに誇りを覚えるとともに、
最近ますます、その遺伝子の強さ&秀逸性を、再認識させられる日々。


*           *           *


・・・ところで。
PI-GE氏がセット後半真ん中くらい(?)でかけてて耳に残ったクラシック・チューン、
"Quo Vadis" by G-MAN。

"タイトルの「Quo Vadis」って、どーゆー意味なんだろ??"
って、ちょっと気になって、調べてみたら。

===========================================================================
「クォ・ヴァディス」とはラテン語で「(あなたは)どこに行くのか?」を意味し、
新約聖書の『ヨハネによる福音書』13章36節からの引用でもある 

*脚注 :同節では最後の晩餐の席でペトロイエス
「主よ、どこに行かれるのですか」(Quo vadis, Domine?)
と問い、イエスが「私が今からいくところに、あなたは今いくことはできない。
しかし、後からいくことになる。」と答えている。

(出典:Wikipedia
============================================================================

だそう。
(注:前にも書いたけど、わたしはとくにクリスチャンというわけではありません。)



*           *           *


「あなたはどこへ行くのか?」


「わたしはどこへ行くのか?」


自分にも、まだ、明確な答えはわからない。


だけど、たとえば、わたし自身のことについて言えば。

およそ1年半というもの、定職に就かず、
理屈では説明できない使命感のようなものにかられて、
ほぼ毎週末、party現場に足をはこんでは、音を聴いて、踊ってる。 

それが高じて、気づいてみれば、ベルリン在住。  


世間的な常識からすれば、ちょっと(大分...??)ズレているだろうことは、
自分でもよく、わかってる。

ただ。何の因果か、ダンス・ミュージックが人に与え得るパワーの大きさを、
たぶん人一倍、強く感じていて。
(なぜなら、それがわたし自身に与えた影響が、ものすごく大きかったから。)

たとえそれが、今は周りから、ちょっと理解されにくいものだとしても。
自分の人生において、何に重きを置いて何に置かないか、っていう選択を、
自分の本音に嘘をつくことのないように、明確にしようとした結果、
こういう状態になっている。 


そして、この先に続く道が、 
明るくひらけていることだけは、見えてるよ。



*           *           *



いま、全世界的に(地球&宇宙スケールで)
時代は、ものすごい過渡期を迎えているよね。


ニュースとか、(意識的に)あんまり追っかけてないわたしなりに、
感覚的に、それはすごい、感じてる。


これまでの常識では、「ちょっと頭おかしい」って、思われるかも知れない。
世間的なスタンダードからは、ちょっと、浮いてしまうかも知れない。


でも、みんな、ひとりひとりが。
(飽和状態のインターネット情報とか、
つくり上げられたり誇大化されたメディアの報道とか、
凝り固まった、真理とはかけ離れた既成概念とかじゃない)
自分なりの本当の感覚を、研ぎ澄ませて。

信じた道を、行くだけだよね。 


願わくば、あなたと一緒に。

"D'où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ?" 1897, Eugène Henri Paul Gauguin